国際交流
国境を越えた絆を育み
奥出雲の魅力を世界へ
「奥出雲の風と土を紡ぐ会」では、仁王門プロジェクトをはじめ日蘭交流を中心とした国際交流活動を展開しています。また、アメリカからの高校生ホームステイなど、様々な国との文化交流を通じて、奥出雲の魅力を世界に発信するとともに、地域に新たな視点と活力をもたらす取り組みを行っています。
これらの交流活動は、奥出雲の若者たちが国際的な視野を広げる機会となるだけでなく、地域の人々が自分たちの文化や歴史の価値を再認識するきっかけにもなっています。
仁王門プロジェクトはコチラ
日蘭文化交流
仁王門プロジェクトから派生した日本とオランダの文化交流は、私たちの国際活動の中心となっています。オランダ人彫刻家イッケ・ファン・ローンさんをはじめとするオランダの方々と奥出雲の人々との交流を通じて、両国の文化理解を深め、新たな価値を創造する取り組みを行っています。
オランダ高校生の奥出雲訪問
2024年6月、オランダの男子高校生4名が奥出雲町を訪れ、約10日間のホームステイを行いました。滞在中は、横田高校やリハビリテーション学院の学生たちと交流し、岩屋寺や仁王門跡地の環境整備にも参加しました。
彼らは渡日前にアムステルダム国立美術館を訪問し、そこに展示されている岩屋寺の仁王像についてメノー・フィツキ氏から学んでいました。この事前学習をもとに、実際に奥出雲を訪れることで、より深い文化理解につながりました。
訪問した高校生のうち2名は、2024年12月の年末年始に再びホームステイ先の家族を訪問し、奥出雲の雪景色や日本のお正月行事も体験しました。このような継続的な交流は、単なる観光ではない深い文化理解と友情を育んでいます。
オランダ大使館・総領事との交流
仁王フェスティバルにはオランダ総領事マーク・カウパース氏が来賓として参加され、地元の方々との交流を深めています。また、2024年にはマーク総領事が横田中学校を訪問し、生徒たちとの交流も行われました。
2025年1月には、オランダ大使館文化部副部長バス氏が奥出雲を初めて訪問。大阪・関西万博での出展に向けたリサーチを行うとともに、雪の中、仁王門跡地から岩屋寺本堂まで登山し、地域の文化と自然に触れました。夜には地元有志との交流会も開かれ、奥出雲文化の紹介や万博についての情報交換が行われました。
アーティスト・イン・レジデンス
海外のアーティストを奥出雲に招き、地域の風土や文化から着想を得た創作活動を行う「アーティスト・イン・レジデンス」プログラムも実施しています。
2024年11月の第四回仁王フェスティバルでは、オランダから美大生のミルテさんを招致。イッケさんとともに幼児園から中学校、高校などを訪問し、文化教育交流を深めました。また、地元の方々と協力して、竹を使った「バンブーNIO-MON」のインスタレーション制作も行いました。
アメリカの高校生ホームステイ
当会の代表内田が2015年から取り組んできたアメリカ・シカゴのストリームウッド高校の修学旅行受け入れ事業。アメリカの若者たちが約1週間奥出雲の家庭に滞在し、地域の文化や生活様式を体験することで、互いの文化理解を深める機会となっています。
ホームステイ中は、地域の行事への参加や町内の小・中・高校訪問、伝統文化体験など、様々なプログラムを通じて奥出雲の魅力に触れてもらっています。受入家庭にとっても、異文化との出会いや新たな家族のような絆が生まれる貴重な経験となっています。
国際交流に参加するには
奥出雲の風と土を紡ぐ会では、国際交流活動に関心のある方々の参加を歓迎しています。ホームステイの受入家庭や、イベント運営のサポート、通訳など、様々な形で活動に関わることができます。
ホームステイ受入
オランダやアメリカからの訪問者のホームステイ受入にご協力いただける家庭を募集しています。異文化交流の貴重な体験となります。
イベントサポート
仁王フェスティバルなどの国際交流イベントの企画・運営をお手伝いいただける方を募集しています。語学力は必須ではありません。
通訳・翻訳
英語やオランダ語などの語学力をお持ちの方は、通訳や翻訳のボランティアとしてご協力いただければ幸いです。