奥出雲の風と土を紡ぐ会
「奥出雲の風と土を紡ぐ会」は、奥出雲の豊かな地域資源を再確認し、この地が育んできた文化や自然環境を次世代に引き継ぐことを目的として活動する団体です。2024年3月に3名の女性メンバーで立ち上げました。
「風」は文化や伝統、人々の記憶や物語。「土」は自然環境や風土、そこから生まれる産物。この二つが織りなす奥出雲ならではの魅力を掘り起こし、守り、そして未来へとつないでいくことが私たちの願いです。
少子高齢化が進む奥出雲町で、地域の魅力を再発見し、国内外に発信することで、次世代を担う子どもたちが誇りを持てるふるさとづくりに取り組んでいます。
活動内容
国際交流
奥出雲町の古刹「岩屋寺」から失われた仁王像の「魂」を取り戻す国際的なアートプロジェクト『仁王門プロジェクト』。オランダの彫刻家イッケ・ファン・ローンさんの発案のもと、日蘭両国の住民約400人が参加して「ブルー仁王」を制作し、崩壊した仁王門の再建に取り組んでいます。そのほか、この仁王門プロジェクトから派生した「アーティスト・イン・レジデンス」やオランダやアメリカの高校生徒のホームステイ受け入れなど、奥出雲での国際交流を推進しています。
地域づくり
かつて牛馬市で賑わった横田大市本町通りを舞台に「ちょっこし寄って本町通りフェスティバル」を開催するほか、地域の歴史を学ぶ勉強会や町歩きイベントを実施しています。奥出雲の文化や歴史を掘り起こし、地域住民自らが町の魅力を再発見する場を創出しています。
里山の環境整備
私たちは「大地の再生 結の杜づくり」の手法を学びながら、奥出雲の里山の環境整備に取り組んでいます。水や空気の流れを整え、大地の力を引き出しながら、自然と人がともに心地よく暮らせる場を整えています。風土に寄り添い、未来へつなぐやさしい手入れを大切にしています。
私たちの活動に参加するには
奥出雲の風と土を紡ぐ会では、活動に参加していただける方を随時募集しています。イベントのお手伝いや国際交流、地域の歴史調査など、様々な形で関わることができます。
年齢や経験、出身地を問わず、奥出雲の文化や歴史に興味がある方、国際交流に関心のある方、地域づくりに参加したい方など、多様な方々の参加をお待ちしています。